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退職し四国へ帰郷した。
不精庵不映、二不斎と称し、
日々の様子を記す。
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月見酒
―
2021年09月23日
十六夜は雲一つ無き東空からゆっくりと上り始めた。兎が見えぬほど煌々とした明かりに周りの星は姿を消している。南に木星と土星のみが月を迎えるようにきらめいていた。「馬鹿チョン」カメうラのせいで木星は小さな点、土星は気配さえ見ていない。中央付近の小さな点が木星で、その右に土星があるはず。
ベランダにビールとつまみを持ち出し小一時間寝そべって夜空を見ていた。天頂には夏の大三角がスケールを縮めて見え、北極星はかすかに見えていた。飛行灯とおぼしき物が月に向かって消えていった。
十六夜に点滅消へる飛行灯
恒星も惑星も揺れ月見酒
今朝天守の上に昨夜の月が残っていた。
十六夜を待ちかねていた天守閣
by
二不斎
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