秋を感じる2018年09月04日

台風21号の接近で一日部屋籠りである。つれづれのブログ更新をする。

近頃ようやく秋を感じられるようになった。
洗濯物を干しに出たベランダから空き地をみると緑が蘇っていた。赤茶けていた空間を緑が埋めていた。生き残ったクローバがこんなにあったのはうれしい誤算だ。しかし虫の声はまだ聞こえない。この空き地からは夏の初め虫の声が聞こえていて季節が狂っているのかと思うほどだった。

内庭からはコオロギ、下手な鉦叩きが聞こえ始めた。空き地とは厳しさが違うのか、虫の種類が違うのか。夕方から虫の声を聞くようになった。これもうれしい誤算である。

厳しき日耐へたか細き鉦叩き

思いがけぬ発見2018年09月11日

厳しい太陽や雨の合間を縫って、先日伊予国府一帯を自転車で散策した。
国分寺だけが札所として存続している。国府や総社は場所の特定もできていない。ただ候補地を稲穂を見ながら巡っただけである。
その途上脇屋義助の社を見つけた。その奥に従者を含めた墓石があった。旧今治藩士の建立によるとの説明書きがあった。兄は越前の沼田で戦死、その後南朝の期待を背負い四国へ派遣され、この地で病死したそうである。兄の華々しい逸話はよく知られているが実直と言われた弟は彼らしく死も密やかであったようだ。
 その先を行くと今治藩主3代の墓地があった。こちらは平和の時代に領主として生き、歴史に名を残さない人たちである。他の藩主たちの墓がなぜここに無いのかが気になるところだが、積極的に調べる気は起こらない。


時と地を遠く離れし魂祭り

夏野菜救出作戦2018年09月13日

季節の変わるのが速い。もう肌寒く感じられる。伸ばし伸ばししていた畑の草取りをした。前日に畑までの通路を確保し、朝から畑周りの草刈り、収穫済み、見切った夏野菜畝の草引きをした。生き残ったのはミニトマト2本、なす2本、ピーマン2本、オクラ3本である。空いた畝に隠元を蒔き2時間ほどで作業は終わった。雑草と見分けられなかった野菜が視認できる程になった。
今日やる、今日やると例のごとき優柔不断も2時間ほどの作業で片がついた。

この代償は大きかった。優柔不断なくせに一度アドレナリンが上がると、見境がつかなくなる。畑周囲の草刈りにのめり込み無理な姿勢を続けた所為だろう。夜になると腰が痛み出し、昨冬神経痛で悩んだ左脚の神経痛がぶり返してしまった。この冬の悩みが一層大きくなってしまった。
こうやって年と折り合ってゆくのか。気持ちだけは若いつもりでも体は違う。鏡の顔は老人である。毎朝の散歩よりも鏡の顔を見る方が体には良いかもしれない。

朝涼や鏡に映る老いの顔