三角寺詣で ― 2019年11月02日
鬱陶しい天候の後心地良い天気になったので遠出しようと三角寺へ行くことにした。これまでとは別のルートをということで上分の銅山川調整池のそばから上った。調整池、斎場、放棄畑を抜けてゆくと、美しい薔薇の一角に出た。
突然の風景だったので感激であった。

先を進むと通いなれた道へ出た。ここからは急な道である。ところが真っ赤なシャツを着た老夫婦がこの坂をジョギングで追い越していった。散歩道にしているという話は聞いたがジョギング道とは、しかも老夫婦。
ようやく三角寺の石段の下へきて、一休みして上って行った。その先に帰り花がありこれも感激した。一茶の「これでこそ 登りかひあり 山桜」の向こうを張ってみた。

山寺の長き磴帰り花
秋の終り ― 2019年11月13日
城山に石蕗が咲き、桜の木も葉が残り少なくなってきた。数年来城山の手入れが進み、大きな木が切り倒されてきた。一抱え以上ある木が無くなるには抵抗がある。しかし日当たりがよくなって石蕗や萩が綺麗に見えだした。好き嫌いはそれぞれだろう。

戦とは無縁の城に石蕗の花
青空の元、霧の森という山深い道の駅へ吟行に行った。今年の秋の不順な気候で全般に紅葉が見栄えしない。それでも山は緑、黄、赤と粧ひを見せてくれている。私には雑木林の秋が好ましい。
霧の森には人工の紅葉、楓、銀杏など美しい色合いがある。それはそれでよいのだろう。

殿様の通ひし峠落ち葉降る
身辺は初冬 ― 2019年11月21日
我が家の2階からすぐそこに天守閣が見える。毎朝太極拳の練習に通っているが今朝は石蕗と萩の花が美しく咲いているのを見た。石蕗の花は此処に咲いていると濃い黄色をあちこちに見せている。萩はあったのかと思わせる楚々とした趣である。午後から写真を撮りに出かけて行った。

家では山茶花が大きな花を今年も付けてくれた。つぼみもたくさん見えるので
これからも楽しみである。

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