城山の紅葉2017年12月01日

久しぶりに気持ちの良い午後になった。家の前の城山は下から見ても紅葉が美しく見えたので散歩へ行くことにした。

城山は桜満開の春も素晴らしいが紅葉もこんなに美しいとは思わなかった。
12月と言うのにまだ十分美しい。名所ようだ。いやここが名所なのだ。

桜落葉、紅葉、櫨、照葉樹この取り合わせは一段と美しく感じられる。
酒を飲みたくなった。

  透かし見る空の深さや櫨紅葉

我家の冬2017年12月06日

廊下を歩いていたら山茶花が白い大きな花を付けているのを見つけた。陽が当たらない狭庭で上へ上へとひょろ長く伸びた枝に例年2、3輪の花を付ける。今年もw2輪確認できた。大きな美しい花だと思う。
そうすれば、裏の畑の椿の状況が気になった。数輪花はあるが蕾がほとんどで、数が多くあった。楽しみである。

しかし、ここ数ヶ月見向きもしなかった空き地と畑jは惨憺たる有様である。これまでは月1週間の帰省で、草を刈り、畑を耕し冬野菜を植えていた。常駐の今年の様子はどうしたことか。
何時でもできるという思いが足を向けさせなかったのだろう。

冬耕の鍬に勝れる句帳かな

幼稚園の餅つき2017年12月16日

幼稚園の餅つきの応援を頼まれた。帰郷して自治会長さんはじめ皆さんが声をかけてくれる。幼稚園に到着したときには、臼、杵は既に準備されており、もち米も蒸し始めていた。田舎時間は遅れがちなどは嘘で、早めに来る人が多く、集まった人で準備を進めてゆくようだ。

餅つきはハードワークで息が上がった。臼を事前にお湯で温めておくこと、おわればお湯で素早く臼と杵を拭う事など、石臼と杵の懐かしい風景だった。餅つき機も2台準備していたが、手伝いが十分いたため無用だったようだ。

お土産に餅を6個ももらった。昼食3回分である。
餅の「滴」がジャンパーに飛び散っていて、帰るとお湯で拭う事になった。

餅つきや杵で飛び散る餅飛沫

笹鳴き2017年12月21日

早朝、城山の権現堂横の階段を上っていると「チッチ、チッチ」と鳴き声が聞こえる。薄暗がりを透かせて見ると、下刈りを済ませた山肌を小鳥が飛び跳ねていた。これが話に聞く「笹鳴き」なのかと一人で合点をし、後でyoutubeで確認した。この山はこれまでにない体験をさせてくれる。

笹鳴きや悲劇の姫の権現堂

町のお社歳迎え2017年12月29日

我が町内にはゆかりの長いお社が2ヶ所ある。町内鎮守の八坂神社と落城伝説の川上権現堂である。新年を迎えるにあたり八坂神社では注連縄づくりが行われた。長老指導の下干された稲わらを二人掛かりで縒り上げる。周りではつぎ足す稲束を次々と手渡してゆく。注連縄つくりを見るのも初めてであり、参加するのはもちろん初体験である。
出来上がりを神社に掛けたのを見て長老が一言。「あれ、左の稲穂を切っちゃたの」。左側には稲の穂先を出しておくのだそうだ。「ま、いいや」。町内の神社の良さである。


権現堂は家の前の城山の中腹にある。川上崇敬会メンバーによる掃除と注連縄調整が行われた。門柱の注連縄を化学繊維のものに取り換え、本殿の注連縄(こちらは既に化学繊維になっている)の御幣を取り換た。この化学繊維の注連縄は広く普及しているようで、新しい注連縄は郷社の八幡さんから頂いてきたものだそうだ。



何れも社の維持管理は少数の人々の熱意によっている。