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退職し四国へ帰郷した。
不精庵不映、二不斎と称し、
日々の様子を記す。
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実りの秋近し
―
2022年09月01日
コロナ自粛で尻がムズムズする。三角寺でも行くかと家を出た。途中の田んぼは
穂が立ちもうすぐ頭を垂れる様子である。山道を登ってゆくと山の田んぼではもう稲穂がでて頭を垂れていた。こんな近くでも作り方が変わるのだと感心した。
この垂れた稲穂の上を複数の燕が幾度も行き交う。雀かと最初は思ったが、あの身軽さは燕である。この稲穂の上に小さな虫が飛び交っているのだろうか。
帰りの田には気の早い案山子が立っていた。
田の隅に恥ずかしそうに立つ案山子
by
二不斎
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