仲秋の名月2017年10月04日

我家の台所の上にベランダがある。東南は草地で見晴らしがよい。花火大会は北側の港であり、スカイライン越しに見た。
    遠花火スカイラインを朱に染め
今宵、空は開けており6時半ころから椅子と酒の用意をしてベランダへ上がった。月は東南に上がり始めており、じゃこ天を肴にコップ酒を飲みはじめた。
    名月や小さくなりつつ上りけり
酒の切れ目がお月見の切れ目だった。片付け途中で見上げると月飛行機雲がニアミスを起こしていた。慌てて撮った写真がこれである。


コップ酒月に懸かりし飛行機雲

百舌鳥がきこえる2017年10月13日

近頃朝からけたたましい鳥の声が聞こえる。庭の木の上から「キーキー」と鋭い鳴き声である。聞きなれない声であるが、百舌鳥かと思った。YouTubeで声を聞き比べ、百舌鳥と確信した。YouTubeは本当に便利である。辞書では調べられないことである。例によって写真を撮ろうとしたら逃げられた。

鳴き声がする。二羽来ている。撮れた写真はガラス越し。

雨の祭2017年10月15日

秋祭りは今日が宮揃えで最終日である。各町内の太鼓台が巡行して八幡様へ向かう。我家の前の道は古町通と言いい昔の中心道路である。
太鼓台は1時過ぎから3時くらいまで家の前を通る。間が詰まると調整の為一休みする。国道11号線の横断に手間取るのである。今年はあいにくの雨で各太鼓台はビニールシートをかぶせたままで運行された。これも一興だろう。


家の前で眺めていると町内の役員から太鼓台担ぎに駆り出された。例年、我が町の太鼓台は町内を通過する時だけ車を外し、担ぎあげて通過することになっている。その時だけ人手の追加が必要になるわけである。
私は69歳で、昨夜は高校の同窓会で深酒をしていた。形だけと思ったが、集団に交るとそんなわけにはいかなかった。腿の筋肉が馬鹿になっている。明日は肩、背、腰、腿等々大変なことになっている予感がする。

パパが引く太鼓台追ふ秋祭り

雨の祭(2)2017年10月16日

祭最終日、各太鼓台は町々を練り歩いた後、夜塒へ帰ってくる。その時前後に
提灯を飾っている。祭の終わりにふさわしい華やかで寂し感じである。各太鼓台には名前がある。我が町の太鼓台は「名月」である。
今年も雨の中提灯を飾り立てて帰ってきた。おまけに町内の通りを往復してくれた。本当にごくろうさんであった。


名月も家路を急ぐ雨の夜

石蕗の花が咲いた2017年10月25日

台風を挟んだ一週間雨で朝練を休んでいた。久しぶりに城山へ登るともう石蕗の花が鮮やかに咲いていた。天守へ誘うごとく道筋の咲いている。


併せて萩も見られる。春の軽やかな美しさとは違った、しっとりとして重厚な美しさだと思う。これから紅葉がさらに美しさを増すのだと思うと幸せである。


鳥の声誘う天守石蕗の径