夏の終わり2018年08月13日

庭先で急に法師蝉が鳴き出した。カメラを持って急いで2階へ駆け上がった。網戸を開けるべきかお約束の優柔不断をしていた。一仕事終えた件の蝉はあっけなく飛び去ってしまった。
目を上げるとビルを挟んで暗雲と青空が見えた。稲妻が走った。そういえば先程から遠雷が聞こえていた。立秋はもう過ぎた。夏の終わりである。

稲妻やビルを挟んで青き空

目を下ろすと今年の炎帝のすさまじさが判る。根の浅いクローバなどは赤茶けてしまっている。不精庵の庭で育った不運である。秋には回復していることを信じる。一方でニュースによれば稲の成熟は早く、南予ではもう稲刈りを始めるところもあるそうである。例年より4日程早いそうである。4日の違いを把握している。プロである。

炎帝の前にすべ無し弱きもの