秋を感じる2018年10月04日

長く更新をサボっていた。日々の遊びと台風対策である。
お彼岸と重なった仲秋の名月はあいにくの曇り空、月は見るべくも無かった。小望月が叢雲を押し、見ることができた。

明日の空心許なき小望月


台風一過、青空が広がり心が浮き立った。毎月1日は平家落人部落で漢詩の勉強会である。台風の影響を心配したが阿波国境の村は数本の木が倒れただけですんだようだ。裏の畑に大萩があった。花は終わりに近いが今年初めての萩であった。


例によって自転車で山道を行くと、途中青栗の落ちているのを見つけた。見上げるとたくさんの栗が入った。野の栗である。頃合いで拾いに来たいと思った。

樹上にて既に兄弟青き栗


城山新名所2018年10月14日

昨日から秋祭りが始まった。早朝から夜更けまで太鼓の音、運行の声が聞こえている。天気が良かったので城山散策へ出た。
自動車道の補修で通常とは異なるルートで登った。いつもの道では工事の為萩が消えていたが、今回多くの萩を見つける事が出来うれしくなった。先の切山の大萩とは異なり、花は小ぶりではあるが、これからの風情であった。

萩道は並木道たれ日の光


さらに登ると石蕗の道に差し掛かった。知っていた道ではあるが、もう花が開き始めている。これからさらに増えてゆくのが楽しみである。

天守へと導く石蕗の花の道

川之江秋祭り2018年10月19日

10月13日~15日郷社八幡宮の祭礼があった。子供の頃は太鼓台の運行だけが祭りと思っていた。今年町内太鼓台運行の付添を頼まれ、初めて海御幸、陸御幸の行事を見ることができた。豊漁を祝う神事からは川之江は漁業の町であった事がわかる。

海も陸も共に寿ぐ里祭り


宮入は夜になるので、最後まで付き合わず帰ってきたが、後で喧嘩があったことを聞いた。任務放棄に少し胸が痛む。夜の太鼓台は提灯で飾られ中々見栄えがする。我が家の前は古くからの道なので多くの太鼓台が帰途に通る。夜ともなればもう冷え込んでいる。昼とは違い、帰る太鼓台は寂しく見える。

太鼓台家路を急ぐ夜寒かな

阿波の秋遍路2018年10月27日

晴れが続き、以降寒くなるとの予報に、穴埋め遍路を思い立った。準備もそこそこ着替えだけ持って朝7時40分の列車に乗った。5月に自転車で吉野川流域の札所を巡った。自転車で行けそうにない飛ばした寺が目的であ
11番は軽くクリアしたが12番焼山寺は挫折した。11番で聞けば所要時間6時間とのこと、甘い見積もりは4時間強。先の山頂で暗くなるのを恐れ、途中で引き返した。吉野川を見下ろす眺めは素晴らしく登った甲斐があった。帰途左股関節が痛み翌日の再挑戦も断念し、捲土重来を騎士こととした。

吉野川育む街の秋景色


翌日は関節も痛むので4番大日寺(4キロ往復)にとどめ、午後帰ることにした。天気が良く、田端、山裾の道を心地よく歩いた。柿の木が至るところで撓わに実っていた。聞けば柿の産地とのこと。春は桜、秋は柿の実が各家、田、畑で目に付く。こんな所にあったのかと軽い驚きを感じさせる田園風景である。

晴れ渡る阿波の田園柿撓わ