あちらこちらの秋2021年09月01日

残暑は実に厳しく余韻の残る夜も寝苦しい。それでも朝は心地よい空気である。城山では桜の葉が黄色く色づき始め、気の早いのは落ちている。木の実も同じである。気の早いのは青いまま地面に転がっている。
  城山のあわて者なる木の実落つ

尻が落ち着かぬまま横峰寺へ行ってきた。横峰寺入り口のバス停から、小型バスに乗り換え往復、全部で1時間というあわただしい旅であった。ただ行ったと言うことだ。再チャレンジしたくなっている。
ただ、途中で葛の花を見つけた、。紫の怪しい花がいくつも葉を押しのけて顔を覗かせていた。ここでも秋を見つけた。萩も盛りで、山雀の美しい声も聞こえた。
  茂る葉に負けず怪しき葛の花

稲の穂2021年09月08日

墓参帰り、道すがら稲の穂が伸びているのに気が付いた。伸び始めはまっすぐ伸びるものらしい。実が充実するに従い頭を垂れるのだ。考えれば当たり前のようだが現実には初めて見た。これも田舎暮らしの余得であろう。

猫じゃらしもおそらくそうであろうが、若いまっすぐな穂は想像できない。我が家近くで猫じゃらしを見つけたら、アオスジアゲハが白い花(ニラに花?)の蜜を楽しんでいた。


月見酒2021年09月23日

十六夜は雲一つ無き東空からゆっくりと上り始めた。兎が見えぬほど煌々とした明かりに周りの星は姿を消している。南に木星と土星のみが月を迎えるようにきらめいていた。「馬鹿チョン」カメうラのせいで木星は小さな点、土星は気配さえ見ていない。中央付近の小さな点が木星で、その右に土星があるはず。
ベランダにビールとつまみを持ち出し小一時間寝そべって夜空を見ていた。天頂には夏の大三角がスケールを縮めて見え、北極星はかすかに見えていた。飛行灯とおぼしき物が月に向かって消えていった。
  十六夜に点滅消へる飛行灯
  恒星も惑星も揺れ月見酒

今朝天守の上に昨夜の月が残っていた。
  十六夜を待ちかねていた天守閣